本日、1月20日は暦の上では大寒。冬の寒さが一番厳しくなる時、と言われています。
そして、2週間後の2月3日は立春。暦の上での春の始まりです。
アーユルヴェーダでは、季節の変化によるトリドーシャの移り変わりが自然の一部である私たちの身体にももちろん影響を与える。
ということで、季節毎の養生法もたくさん提示されています。
特に、季節と季節の移り変わりの2週間ほどはリトゥサンディと言われ、養生法を少しずつ切り替える、とても大事な期間とされています。
まだまだ寒くて冬、と思いがちですが、これからは春を意識した生活習慣が大事になります。(宮崎はここ何日かぽかぽか陽気が続いていて春を感じさせますが🌸)
冬は、消化力が最も高くなる時で、たくさん栄養のあるものを食べて、身体の滋養としていける季節です。
また、ヴァータが乱れやすい季節でもあるので、冷たい風を避け、暖かい場所でぬくぬくと過ごすことも推奨されています。
春は、冬に溜め込んだカファ質(重くて、油性で、ゆっくりで、粘性の性質)が溶け出す季節だと言われており、デトックスを意識していく必要があります。
特に春に眠気、だるさ、アレルギーや花粉症、肌の痒みなどが出やすい人(いずれもカファの乱れの症状です)は、今ごろからカファを溜めすぎない生活習慣を意識していきましょう。
お金がかからず簡単に実践できるおすすめの生活習慣を5つご紹介します。
①消化に重いものを食べすぎない
カファ質の高い食事は、重くて甘くてもっちりしているもの。たとえばモチモチのパンとか、お肉、お米、餅、乳製品、揚げ物などはカファを乱しやすいです。お正月の名残でついつい食べすぎてしまいがちですが、少しずつ軽めの食事に切り替えていきましょう。
普段から食事を変えることが難しい方は、週に1度スープデトックス(1日スープだけを食べる日を作ったり、1食をスープに置き換える)などもおすすめです。
②運動をする
カファを減らす生活習慣の代表は、運動です。正直、食事が多少乱れていても、食べすぎていても、運動習慣があればカバーできたりします。アーユルヴェーダでの運動の目安は、体力の半分まで。少し息が上がったり、じんわり汗がにじむくらいが目安です。
おすすめは太陽礼拝、と散歩。ヨガが難しい方は、朝に太陽の光を浴びて歩くのは、身体にも心にもとても良いですよ。
③寒風摩擦
みなさん、小さい頃やりましたか?タオルなどで体を擦る寒風摩擦は、アーユルヴェーダで言うとカファを減らしてくれる生活習慣。日本人も、春のカファ対策を知っていたんですね。
アーユルヴェーダではガルシャナという絹の手袋で肌を擦ったりしますが、綿のタオルやガーゼなどでもいいと思います。
④白湯を飲む
デトックスの王様、白湯。電気ポットなどで温めたお湯を飲むのでもいいですが、お鍋ややかんなどで蓋を開けたまま火にかけて10分ほど沸騰させると、デトックス効果が上がるとされています。(ちなみに、煮出せば煮出すほどデトックス効果は高くなるそうです。)
⑤早寝早起きをして、昼寝をしない
言うは易し、ですが難しいですよね。しかし昼寝はトリドーシャを乱します。体力が一番落ちている夏の暑い昼間以外の昼寝はアーユルヴェーダでは、禁忌事項。
特にカファが上がってくるこの季節の昼寝は注意しましょう。
体力が弱っている人、ヴァータが上がっている人は寝てもいい場合がありますが、いずれにしても昼ごはんを食べる前の昼寝が良いみたいです。
よく講座などでこのことをお伝えすると、「えーー!!食べた後が眠いんですよ!!」と言われますが(わかります。わかりますよ。)、やはり昼寝は体感を持ってしてもカファをとても乱すので要注意です。(身体の重み、だるさが増します)
そして、やっぱり大事なのが早寝早起き。
かくいう私もいまだに正月休みを引きずっておりますが、もし同じだよーっていう人がいらっしゃるならば、そろそろお正月から抜け出し、早起きに切り替えていきましょう。理想は日の出前に目覚めること。
やはり身体の軽さが全然違います。
以上、お金がかからず簡単に実践できる春に向けてのおすすめの生活習慣でした。
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