アーユルヴェーダドクターって、やっぱりすごい。
絶賛、オンライン問診期間で、
毎日アーユルヴェーダの叡智に触れています。
先日の問診で、
「やっぱりアーユルヴェーダドクターってすごいなぁ…」
と、個人的にとても印象に残った出来事があったので、
今日はそのお話をシェアしたいと思います。
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問診を受けていたのは、50代の女性。
お悩みは
・集中力や記憶力の低下
・過度の緊張
・不安や恐れ
いかにも Vataが乱れていそうな症状 です。
アルン先生は、ひとつひとつの症状について、
とても丁寧に質問を重ねながら、原因を探っていきます。
緊張や不安についても、
最初は「更年期によるものかな」と想定しながら
話が進んでいました。
ところが途中で、
血圧、コレステロール、中性脂肪についての質問が入り、
その結果を聞いたアルン先生が一言。
「あぁ、原因がわかった。
これは更年期じゃなくて、中性脂肪だね。」
正直、驚きました。
というのも、その方はとても細く、
見た目も症状も典型的なVataタイプ。
まさか中性脂肪が高いとは思っていなかったのです。
しかし、食生活を聞いていくと、
肉や魚、卵などは避けているが、
「クッキーやチョコなどのお菓子はよく食べる☺️」とのこと。
先生は、さらっと一言。
「肉よりも、お菓子の方が中性脂肪を上げます。」笑
健康には気をつけていて、
夜ご飯は抜くか、ナッツやドライフルーツだけにしているそうなのですが。
一見ヘルシーに聞こえますが、
夜ご飯を抜くこと、
そしてナッツやドライフルーツのような乾燥した食品は、
Vataを上げる要素 になります。
この方は、夜ご飯を食べること。
そして、肉や魚も野菜と一緒にバランスよく取り入れることをおすすめされました。
さらに、
中性脂肪が高い
= 血液がドロっとしている
= 全身の巡りが悪くなる
= Vataの乱れにつながる
という流れにつながります。
身体はなんとか巡らせようとして、
血圧を上げて一生懸命がんばります。
けれど、現代医療では
血圧を下げることはしても、
この 「Vataが乱れる根本原因」 までは
なかなか取り除いてくれない。
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この状況に対して、
アルン先生が処方したのは——
週5日、20分ほどの軽い有酸素運動。
ジョギングやエアロビなどです。
「それを1週間もやれば、変わるよ。」
そこで、私は質問しました。
「この方は明らかにVataが憎悪しているけれど、
運動したほうがいいんですね?
運動はVataを上げるという理解なのですが…」
するとアルン先生は、
「そんなに激しい運動じゃなくていいよ。
少し息が上がるくらいの運動を、20分ほどで十分。」
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正直、私だったらこの方に運動はすすめなかったかもしれません。
動きすぎはVataを乱すし、
すでにアシュタンガヨガのような
きつめのヨガもされていたので、
どちらかというと
「もっとゆるめた方がいいのでは?」
と考えていたからです。
しかし、原因は中性脂肪。
そして、それを解決する手段が
ジョギング だった。
……くぅー!!
やっぱりアーユルヴェーダドクター、すごい。
全体を視る力、観察力、分析力、
知識量、治療経験が圧倒的です。
もちろん、
ドクターはその方の 全体を見たうえで
運動を処方しています。
なので、
ジョギングが誰にでも合うわけではありません。
特に関節の痛みがある方は、
膝への負担などにも注意が必要です。
「症状」だけでなく、
「その人全体」を見て、
食事も、生活も、運動も処方する。
改めて、アーユルヴェーダの奥深さと、
ドクターの視点のすごさを感じた出来事でした。
※内容は、ご本人の許可をいただいたうえで、一部内容を調整してご紹介しています。







