カスタードクリームと夢

立派なブルーベリーをたくさんゲットしたので、大好きなブルーベリータルトを作ってみることにした。

タルトのフィリング用にカスタードクリームを作りながらいろんなことを思い出した。

カスタードといえば、小学校の時確かシュークリームを作りたくてカスタードクリームを作ろうとしたら

失敗してめちゃくちゃに不味い代物を作ってしまってから、「これは素人が手を出すもんじゃねぇ」と思い避けてきた。

それ以来のチャレンジ。結果は、なかなかうまくできた。やったぁー

そう、小学生の時から私はお菓子作りにめちゃくちゃハマっていた。

読み込んでいたお菓子レシピブックがあって、それを何回も読みながら、いろんなお菓子を作った。

お気に入りはバターをたっぷり使うアイスボックスクッキーで、本当に美味しくできるので何度も作った十八番メニュー。

お菓子作りにハマったきっかけはよく覚えていないけれど、はっきりと思い出すのは

鍵っ子だった私が、友達のお家に遊びに行った時、お友達のお母さんが迎えてくれて、クッキーを焼いてくれたこと。

え、こんな世界線があるの、、、、?って、衝撃だった。

それで自分でお菓子を作り始めたのかもしれない。

小学校の時から料理もよくしていた。

お母さんと一緒に作る、みたいなんじゃなくて、

誰もいないのでお腹空いたしなんか作ってみよう、みたいな感じ。

ここでもとても印象に残っている出来事が、初めて失敗したお料理は、かぼちゃの煮付けだった。

なぜそんな渋いものを小学生が作ろうと思ったのかわからないけど、とりあえずこんな感じちゃうん?と、醤油で味つけてみたら

辛すぎるし、カボチャにもちゃんと火が通らなくて、本当に予定していたものと全然違う美味しくないものができちゃったんだけど、

帰ってきてお母さんが食べて、「美味しいよ!」と言って全部食べてくれた。

絶対美味しくなかったと思うけど。

それから本を見て色々作るようになって、今は感覚で料理をすることができる。

お料理やお菓子作りは得意な方だと思うけど、それって今思えば小学生から積み重ねてるからかぁ。

小さい頃からお菓子を作っていたことを、すっかり忘れていた。

小学校から一人で作っていたとなれば、これは立派な特技と言ってもいいだろう。

小学生繋がりで思い出したことがもう一つ。

小学生の時に作文で毎年将来の夢について書かされていて、

私はある時はペットショップの店員になりたかったり、ある時はお花屋さんになりたかったり、ある時はケーキ屋さんになりたかったりした。

小学生ながらに、一貫性がないなぁと思っていたし、小学生の頃からずっと野球選手になるって決めてました!とか言って本当になってしまう人のことをすごく尊敬していた。

大人になるにつれ、ペットショップの店員じゃ食っていけないよって。お花屋やケーキ屋さんなんて夢はどこかに行って、ただ「会社員」になることが正であると、信じ込まされる。

今宮崎に移住して、会社員を辞めて、思う。

私の小学校の頃の夢はあながち夢みがちな子どもの空言ではなかった。

ペットショップの店員になりたかったのは、犬が好きだから。お花屋さんになりたかったのは、美しいものが好きだから。ケーキ屋さんになりたかったのは、美味しいものが好きだから。

そこに私の好きが詰まっているし、これらをぜーんぶ実現することもできる。

犬と幸せに過ごせて、美しく、美味しい場所。うん、私そんな場所作りたいなぁ。

小学校の頃の私に言ってあげたい。

この夢全部めっちゃいいやん。全部叶えられるよ!って。

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